一般の皆さまへ

接種部位の経過について

BCGワクチンを接種した後は、7日間くらい接種した腕を毎日観察してください。

もし、接種したその日のうち、または翌日など早い時期に赤くはれあがったりしたら、すぐに接種した医療機関に連絡してください。
「コッホ現象」かも知れません(「コッホ現象ってなに?」)

BCGワクチンを接種すると、だいたい10日後ぐらいに接種したところに赤いポツポツができてきます。その後、1~2ヵ月ぐらいたったころに反応が最も強くなり、小さい膿(うみ)がでることもありますが心配はいりません。

このような皮膚の反応は、BCGワクチンによって抵抗力(免疫)がついた証拠です。
その後は、かさぶたができて最後には小さな傷あとが残ります。




図1.接種後の一般的な経過(反応には個人差があります)

赤いポツポツが出なくて心配...

BCGワクチン接種後の反応には個人差があります。

BCGワクチンを接種したところの反応が出るのが遅い、赤いポツポツが少ない、赤いポツポツの反応が弱いなど、接種後の反応の出方には個人差があります。

きちんと接種できていれば、接種したところの反応が弱くても免疫がちゃんとついていると考えられます。

もし心配であれば接種を受けた医療機関に相談してください。

接種したところが赤くはれ上がったり、うみができたらどうすればいいの?

接種したところを清潔に保つようにしてください。

接種したところには包帯をしたり、バンソウコウをはったりしないで、清潔に保つようにしてください。

ただし、接種してから3ヵ月ぐらい過ぎても接種あとがジクジクしているようなときは医療機関に相談しましょう。